米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2008年2月28日木曜日

授業紹介~其の四十六



上の写真はGMSCのclient dinner(「Goizuetaでの生活~其の三十七」参照)の様子です。

先日紹介させていただいたとおり、生バンドが来ていました。

いかにもアメリカって感じです。



本日は、現在の緊張感をお届けしたいと思います。

その緊張感とは、ほかならぬ試験であります。

やはり学校ですから試験があるのは当然ですね。

明日Information, Technology, and Operations(「授業紹介~其の四十」参照)という授業のmidterm(中間試験)があります。

しかし僕はこの授業が苦手であり、はっきり言って何をすればいいのかまったくわかっていないという状況であり、非常にやばい状況なのです。

当校で今まで受けた授業の中で一番苦手であることは間違えありません。

授業の内容はといえば、その名前のとおりであります。

何が苦手かといえば、特に試験勉強に関してですが、何をやればいいのかわからないのです。

手持ちの時間に比べてやるべきことが多すぎるのもつらいものがありますが、何をやればいいのかわからないのも結構つらいものがあります。

しかも何をやればいいのかわからないけど、多分やるべきことは手持ちの時間では収まらないだろうなあというときはとてつもなく不安になるもので、現在はまさにその状況です。

しかし泣いても笑っても明日になれば試験が来てしまうので、何とかするしかありません。

とりあえず授業でやったことを頭に入れて、試験が始まっても何をやればいいかわからないような状況にだけはならないようにしたいと思います。



早いもので1年目の後期もちょうど半分くらいに差し掛かり、これからは試験や課題が津波のように押し寄せてきます。

落第しないように頑張りたいと思います。

2008年2月27日水曜日

授業紹介~其の四十五



上の写真はlead week(「授業紹介~其の二十三」など参照)のときのタイの様子です。

タイではタクシーの色がピンクや黄色などです。

非常に明るい色を使っていて、こんな所も日本やアメリカとは違うなあと思いました。



さて、本日は昨日(「授業紹介~其の四十五」参照)の続きで、Strategic Managementの授業紹介の最終回です。

囚人のジレンマの実践においていくつか発見があったので、それらを紹介させていただきます。

まず、最初に驚いたのは、最初のゲームと二回目のゲームで獲得する利益はほとんど変わらないということです。

つまり、ゲームの構造が明確に定義されている以上、共謀できる=「相手が確実に価格を維持する」という確信がなければやはり価格を下げてしまうのです。

そのような確信はおもに契約によって成り立つものであり、その契約をすることができない以上確信にはたどり着かないというのが結論でした。

相手が価格を維持することをほのめかしたのを知って相手が価格を維持することを前提に価格を下げるのではなく、その相手の意思を確信することができないから相手が価格を下げることを想定して価格を下げてしまうのです。

三回目のゲームではお互いにお互い同士で何回も同じゲームをするとわかっているので、ここではお互いに価格を維持する可能性が高くなります。

しかし、ゲームは5回と決まっている以上、最後である5回目には価格を下げることが多かったようです。

前述のとおり、相手が価格を下げるかもしれないと考えることにより、それなら自分も価格を下げないと大損をしてしまうというふうに考えるわけです。

最後のゲームでは回数が決まっていないので、お互いに価格を下げないほうが得であると考え、価格を維持し続けることが多かったようです。

ちなみに僕の場合は全くそうなりませんでした。

なぜなら、お互いに相手よりも高い利益を獲得することに集中してしまったからです。

これも実は陥りがちなミスで、競争相手の利益が一億円で自分の利益が二億円よりも、競争相手の利益が二十億円で自分の利益が十億円のほうがいいわけです。

確かにマーケットシェアやブランドの確立などを考えると競争相手をつぶすことのほうが先だと考えられなくもないですが、そのような考え方を認めてくれる株主は少ないのではないでしょうか。

それがわかっていながらもやはり人間はミスを犯してしまうというのも一つの発見でした。

もう一つの発見は、評判の重要性です。

同じ教室で四回もゲームをやると、どの学生がどのような行動をとるか(ちなみに学生数は約60です)が何となくわかります。

ゲームをするときは、その評判、あるいは印象といったものに意外と左右されます。

その評判がすべてであることはないのですが、たとえば前述のような契約書などは交わせないけれども、何となく合意ができたらそれのほういいなあというときなどは、その人(会社)の信用によって合意に確信を持てるのかどうかが決まってしまうことが多いのです。

つまり、実際のビジネスにおいても、普段からの評判というのは大切であるということがこの授業からわかりました。



囚人のジレンマは数学や経済学だとちょっとしたトリック程度の認識で終わってしまいますが、実際にやってみると意外なことがいろいろわかります。



簡単で、楽しく、しかもビジネスに実際に役立つということで、本当によく出来た授業だなと思いました。

2008年2月26日火曜日

授業紹介~其の四十四



上の写真は先日の献血(「Goizuetaでの生活~其の三十六」参照)の様子です。

自分で言うのもなんですが、さすがに緊張した顔をしていますね。



さて、間が空いてしまいましたが、本日は先日紹介(「授業紹介~其の四十一」参照)させていただいたStrategic Managementの授業紹介の続きをさせていただきたいと思います。



説明が長くなりましたが、Strategic Managementの授業では囚人のジレンマの実践が行われました。

ゲームの内容は、価格競争の例でした。

ルールは以下のとおりです。

・両方とも価格を維持すれば、お互いに150の利益を得る。

・片方が価格を下げ、もう片方が価格を維持した場合は、価格を下げたほうが300の利益を得、価格を維持したほうが150の損失を被る。つまり価格を下げたほうが大きなシェアを獲得し、価格を維持した方はシェアを失うということですね。

・両方とも価格を下げた場合は利益も損失も発生しない。

このルールに基づいて、「価格を維持する」「価格を下げる」の2枚のカードのどちらかを出し、利益の最大化を図ります。



最初のゲームは「何もしゃべらずに5人別の人とゲームをする」でした。

次のゲームは「共謀(つまり両方とも価格を維持するというカルテル)しない範囲で話をすることは許され、その上で5人別の人とゲームをする」です。

三回目のゲームは「共謀(つまり両方とも価格を維持するというカルテル)しない範囲で話をすることは許され、その上で1人の人と5回ゲームをする」です。

最後のゲームは「共謀(つまり両方とも価格を維持するというカルテル)しない範囲で話をすることは許され、その上で1人の人と終了の合図がかかるまでゲームをする」です。

これらのゲームをして、どのような利益を各プレイヤー(学生)が得るかを比較、分析するというのが授業でした。

実際にゲームを授業中に学生にやらせるあたり、ビジネススクールらしいなあと思いました。



また長くなってしまったので次回以降続けさせていただきます。

この件はあと一回で終了予定です。

2008年2月25日月曜日

Goizuetaでの生活~其の三十七



上の写真は、lead week(「授業紹介~其の二十三」など参照)のreunion partyの模様です。

というわけで、本日はそのreunion partyに行ってきました。

楽しかったlead weekも実は1ヶ月くらい前のことなのですが、何年も前のことのように感じます。

本当に夢のような2週間でした。

今回のreunion partyでもそういう話をしたのですが、みな同感といった感じでした。



このreunion partyは学校の公式行事ではなく、SE Asia lead weekに参加した学生の一人がほかの学生を自宅に招いてくれたものです。

いわば私的な集まりで、こういうところに呼んでもらえるのは本当にありがたいことだとつくづく思いました。

今日驚いたことはその友人の家のすばらしさです。

学校から車で30分くらいのアトランタ郊外にあるアパートなのですが、中は広々としていてきれいで、家具などもぴかぴかでした。

借家ではなく自分自身の家だそうなので、よくこんな家買えたなと思ったところ、別にアトランタでは特に珍しいことではないといわれました。

アメリカと日本では不動産に関しては別世界であることは確かですが、確かにアトランタはアメリカの中でも住宅事情がいいことで有名で、ほかの年に比べて低価格で質の高い家を手に出来るということを目の当たりにしました。

日本を含めてアジアから来ている学生のなかには、母国では絶対に住めないような家に住んでアメリカ生活をenjoyしている人も多くいます。

今日は夜のpartyだったのですが、昼間の外の景色も最高だそうです。

あの楽しかった2週間を思い出すことが出来た一日でした。



さて、現実に目を戻すと感慨に浸っている暇がないことは明らかで、来週は早速midterm(中間試験)が一つあります。

そしてこれからは課題の提出やpresentationなども増えてきます。

というわけで、遊んでばかりいないで少しは真面目に勉強したいと思います。

2008年2月24日日曜日

Goizuetaでの生活~其の三十七



本日は特にこれといったトピックはないのですが、僕の一日を紹介させていただきたいと思います。



まず朝起きてからmarketingのcaseを読みました。

今回のcaseはReal Madridです。

御存知の方も多くいらっしゃるかと思いますが、スペインのプロサッカーチームで、以前デイヴィッド・ベッカムさんも所属していらっしゃいました。

こういうcaseは読んでいて楽しいので、苦になりませんね。



昼から学校に行ってキャンパスビジットをしていただいている方との昼食です。

昼食といっても堅苦しいものではなく、ただ単に学校の食堂でお昼を食べただけです。

この時期はキャンパスビジットをされる方が多く、在校生としては大変ありがたいことであります。

僕はキャンパスビジットというものが存在することすら去年のこの時期は知らなかったので、不勉強だったと反省するとともに、当校に興味を持っていただいていることに感謝感激であります。



それからはInformation, Technology, and Operations(また後日紹介させていただきます)という授業の特別編でbeer gameというのをやりました。

これはsupply chainを学ぶためのゲームで、簡単な説明と最後の講義を含めて2時間半ほどありました。



5時半からはGMSC(アメリカ文化紹介~其の六参照)のclient dinnerで、上の写真はその様子です。

現在のclient企業、卒業生、在校生などが参加しており、お酒も用意されていて、なぜか生バンドの演奏までありました。

こういうイベントがあるのがアメリカのいいところで、非常に気軽に楽しめ、かついろいろな世界の方と交流をすることが出来ます。



そして8時半からは友人の誕生日会に行きました。

こういうものに招待してもらえると、本当に嬉しいとともに、アメリカに来てよかったなあと思います。

友人として認めてもらっているということは本当にありがたいことであります。



で最終的に帰宅したのは11時過ぎでした。

ある意味典型的なビジネススクールの学生の一日だったのですが、さすがに非常に疲れました。

とともに、課題などがまったく終わりませんでした。

来週は試験もあるのでちゃんと勉強しなくてはいけませんが、なかなかそうは行かないのが現状であります。

ただ、本日のような勉強以外のイベントを十二分に活用してのビジネススクールなので、前向きに頑張りたいと思ったりもしています。

2008年2月23日土曜日

授業紹介~其の四十三



上の写真はNBAの試合のアトラクションの様子です。

このマスコットはご覧のとおり足が長くなっています。

これで踊ったりするので、中に入っている人は相当大変だと思います。

竹馬に乗りながら動くようなものなのでしょうか。



本日は昨日の病院訪問の続きです。

アポなしでも病院訪問が即日出来たのは3つの要因によると思います。

ちなみに一度は「アポがないと難しい」といわれたものの「だけどまあ聞いてみよう」といわれてそのまま療法士までたどり着けました。

1つ目の要因は、自分が学生であるということです。

最初に当然自分がどういうものかを名乗るのですが、ネームプレートをつけていきました。

ネームプレートは学校で配られるもので、ビジネススクールの学生が全員同じ様式のものを持っています。

そこには名前と学年と学校名が書いてあります。

アメリカの、特にビジネススクールでは、このようなコンサルティングプロジェクトは珍しくなく、学生が実地調査をすることも珍しくありません。

そして、会社や病院にとってもそのような学生の活動に協力することは名誉なことであり、好意的な態度を示してくれます。

実際に療法士が最後に僕のメモのコピーをとらせてくれと言いました。

そのときはっきりと「こういう活動は重要なんだ」と言っていました。

2つ目は大学内の病院であったということです。

学外の人間には対応しないということはありえませんが、やはり学内の人間だと最初の信用度合いが多少高くなり、その分ハードルが低くなります。

たとえば、ネームプレート一つにしても、他校のネームプレートだと知らないから最初から信用するわけには行かない、ということになるかもしれません。

3つ目はアトランタという場所です。

アトランタは都市圏の人口で見ると全米で10位以内に入る大都市ですが、開放的な文化で知られています。

そして大都市とはいってもニューヨークほどではなく、特にエモリー大学周辺は非常に治安がいいことで知られています。

たとえば同じことをニューヨークでやろうとしたら、たとえその大学病院と同じ大学の他学部の学生だったとしてもここまで簡単には行かなかったと思います。



そんなわけで、20分強の実地調査をしてきました。

受付の裏の人が多く通るところで、立ったままではありましたが、こちらが聞いたことにはすべて好意的に答えてくれました。

行く前は非常に不安だったのですが、終わったあとはなんだか達成感にあふれていて、とても満足した気分になりました。

授業紹介~其の四十二



上の写真は先日紹介させていただいたNBAのお子ちゃまたちの試合の様子です。

試合の前にはこのようにスポットライトを体全体に浴びて名前が紹介されます。

子供たちが夢心地であることは容易に想像がつきますね。



さて、本日は昨日の話はいったんおいておいて、GMSC(アメリカ文化紹介~其の六参照)の活動の紹介をさせていただきたいと思います。

先日紹介させていただいたとおり僕のteamのclientはKimberly-Clarkです。

そこで実地調査をすることになりました。

具体的には病院にいって、実際に製品を使っている医者、療法士、看護婦に聞き込みをするのです。

僕は日本でもこのようなことはしたことがないので、今日は本当にどきどきでした。

ちなみにプロジェクトや聞き込みの詳細は守秘義務の関係上紹介できませんのであしからず。



まず、僕の担当になった病院にいきました。

ちなみに僕の担当の病院はEmory大学の中の病院です。

Emory大学は医学部が非常に強いので、施設も非常に充実しています。

話はそれますが、日本人のお医者さんも数多くいるので、留学している身としては非常に心強いです。

本日は試しにアポなしで行ってみました。

いくつかたらいまわしにされたあと、途中で行ったところに戻ってくるとさっき「あそこへ行け」といったおばさんが「やっぱり戻ってきたか」というような顔をしています。

まあそのあたりは日本と同じだなあと感じながら、「やはりここだと言われた」というと「ちょっと待ってろ」といわれ、電話をつないでくれました。

そして電話で「自分はこれこれこういう調査をしたく、ついてはそのあたりを知っている人に会って話を伺いたい。」と言うと、療法士に電話をつないでくれ、会えることになりました。

ビルの中を迷った時間を含めるとビジネススクールの建物を出て30分くらいで療法士に会えました。

今日は気温がアトランタにしては低く(10度強)雨が降っていたので、そのときは非常に時間がかかったと感じましたが、今思えばよく30分で済んだものです。

というわけで、大学内の施設ということもあり、アポなしでも何とか担当者に会って話を聞くことが出来ました。



長くなったのでまた続けさせていただきます。

2008年2月22日金曜日

授業紹介~其の四十一



上の写真は先日行ったNBAの試合(「Goizuetaでの生活~其の三十二」参照)の様子です。

これはもう試合終盤で接戦だったので、大きな声を出してHawksを応援しよう、という意味です。

このような場合には「Louder」とか「Noise!」とか「I can't hear you」などが使われることが多いようです。



本日は先日のStrategic Managementの授業の様子を紹介させていただきたいと思います。

皆さん「囚人のジレンマ(Prisoners' Dilemma)」というやつをご存知でしょうか。

ゲーム理論でよく出てくるものなのですが、まずは簡単に紹介させていただきます。

一言で言うと「二人の人がある決定をするときに、それぞれが自分が一番得する行動をとると、結局両方とも損をしてしまう。」というものです。

そのような結論になるための前提条件や仮定はいろいろあるのですが、ここでは割愛させていただきます。

たとえば、文字通り囚人の例を考えてみましょう。

ある事件の共犯者が二人捕まったとします。

お互いに容疑を否認し続ければ1年で釈放されます。

お互いに容疑を認めれば、5年牢屋に入れられます。

片方が容疑を認め、もう片方が容疑を否認すれば、容疑を否認したほうは10年牢屋に入れられますが、容疑を認めたほうはすぐに釈放してもらえます。

では、実際に罪を犯し、つかまってしまったらどのような行動をとるでしょうか。

相手が否認した場合は、自分が容疑を認めてしまえば自分はすぐに釈放してもらえます。

相手が容疑を認めた場合は、自分も容疑を認めれば5年間牢屋に入れられますが、否認してしまうと10年も牢屋に入れられてしまうので、容疑を認めたほうが得です。

つまり、自分も容疑を認めたほうが有利なのです。

二人は同じ状況にいるので同じ行動をとるはずで、結局二人とも容疑を認めてしまうのです。

二人とも容疑を否認すれば1年で釈放されるのに。。。



この囚人のジレンマというやつは非常に有名で、ビジネススクールの授業ではよく出てきます。

経済学の授業でも出てきました。

実際に社会ではこの囚人のジレンマ状態に陥っていることが非常に多いのです。



長くなりましたので、また後日続けさせていただきたいと思います。

2008年2月20日水曜日

SKYDIVINGについて



上の写真は昨日の献血の様子です。

僕の右側に移っているお兄さんが実際に採血をしてくれたのですが、このお兄さんは非常に手際が良く、「さすが」と思ってしまいました。



本日は一つ読者の皆様にお知らせしたいことがあります。

読者の皆様の中にはビジネススクールの受験生の方も多いのではないかと思っておるのですが、受験生の方の中で「Goizuetaではskydivingを学生全員がしなければいけない」という噂があるという話を聞きました。

しかし、実際にはそのようなことはありません。

skydivingは「授業紹介~其の十」などでも紹介させていただきましたが、数多くある週末のイベントの一つであり、完全な自由参加です。

実際には全体の20%-40%くらいの学生が参加しているものと思われますが、全員自らの意思で参加しています。

skydiving以外にも、学生に対して無理な要求をしたり、特別な活動を強制するようなことはありません。

Goizuetaでの生活~其の三十六



上の写真は、本日の献血の様子です。

そうです、僕は今日献血をしたのです。

校舎の1階で献血を募集していたので、応募して献血をしました。



早速ですが、僕はなぜ本日献血をしたのでしょうか。

そもそも僕は献血が大嫌いです。

注射が嫌いというよりも、まあ注射が好きな人はほとんどいないと思いますが、針が長時間からだに刺さったままでいるのが嫌いなのです。

なんか自分が矢ガモ(覚えていますか?)になったような気がして「今地震が起こって逃げ出さなければいけない状況になったらどうなるんだろう」とか思ってしまうのです。

ではなぜそこまで嫌いな献血をしたかというと、「いい人になりたかったから」そして「あとで自慢したかったから」です。

献血を、しかも嫌いなのにするということはとてもいいことをした気分に浸れます。

おかげさまで今日一日本当にいい人になった気分でした。

将来的にいつ他人の血にお世話になるかわからないので、いい人になるついでにいまのうちにまだ見ぬ他人のためになってしまおうという算段です。

しかもアメリカで献血をしたとなると、あとでかなり自慢できます。

実際にこのようにブログに書くことが出来るのです。



前置きが例によって長くなりましたが、肝心の献血そのものを説明させていただきます。

手順は簡単で、注意事項を読み、サインをし、海外渡航などの質問に答え、血液検査、血圧検査などをしてから献血です。

最初は全体で20分で終わるといわれたのですが、待ち時間も含めると1時間近くかかりました。

飲み物や食べ物(お菓子)が取り放題なのも日本と同じです。

普段は飲み物といっても炭酸飲料と水が中心なのですが、さすがに今日はフルーツジュースがありました。

血液検査は非常にいい加減で、左手薬指の指先から採決したあと絆創膏を張ってもらったのですが、ガーゼではなくテープの部分が思いっきり傷口に張り付いていました。

仕方がないので自分で張りなおしました。

アメリカらしいですね。

ちなみに献血本番の人はそのあたりは非常にきちんと、てきぱき対処してくれました。

写真を見てもらえばお分かりいただけると思うのですが、献血中にパソコン(当然ネットワークに接続しています)をいじっていてもいいのもアメリカらしいですね。

おかげで退屈しませんでした。



ちなみにこの写真は同級生に頼んで撮ってもらいました。

「何でこんなものとるんだ?」といいながらも、ニコニコして何枚も写真を撮ってくれました。

というわけで、何はともあれ本日は非常にいい人になった一日でした。

2008年2月18日月曜日

Goizuetaでの生活~其の三十五



上の写真は先日僕が住んでいるClairmont Campusで行われたWine & Cheese Mixerの様子です。

要するにワインとチーズを楽しみましょうという会です。

Clairmont Campusの住人のみが対象でしたが、無料のイベントでした。

高い授業料払っているので無料といわれても「どうせあの授業料の中から費用が出ているに決まっている」と思ってしまいますが。

イベント用のスペースの一角を開放して、Clairmont Campusに住んでいる人たちがワインとチーズを片手に交流をします。

このようなイベントは初対面の人、また普段知り合わない他学部の人たちと知り合うチャンスです。

当然そのような交流を深めてもらおうという目的でこのような企画をしているのでしょう。

先日紹介させていただいたSuper Bowl(「Goizuetaでの生活~其の二十一」参照)を見る会もそうですが、数週間に一回くらいのペースでこのようなイベントが企画されます。

ちなみに僕はお酒がほとんど飲めないので、すぐにアウトになって家に戻る羽目になってしまいました。

どうせただだし今回くらいはと思ったのですが、そううまくはいきませんでした。

帰ってからもまったく使い物にならず、宿題も出来ずじまいという困った状況になってしまいました。

やはり無理だとわかっていることはすべきではないですね。



本日は土曜日でしたが、サッカーをしました。

いつもは日曜日にサッカーをするのですが、日曜日の天気予報が悪いので、土曜日開催になりました。

TAによるReview Sessionの関係でいつもより遅い4時半スタートです。

例によって技術のない僕は走るだけ走ってきました。

僕程度の技術では走らないとボールに触ることが出来ません。

今日は少しキーパーもやったのですが、日本と同じでキーパーはあまり人気がないポジションです。

ヨーロッパか南米かではキーパーが一番人気があるという話しを聞いたことがあるのですが、僕の勘違いでしょうか。



本日は穏やかな一日で、最高気温は20度くらい、風もほとんどありませんでした。

本日は特に暖かかったのですが、アトランタは最近は最高気温が20度近くの日が多いです。

しかし、日本と違って同じ気候が長く続くことがなく、この前の水曜日は気温も低い上に風も強いという最悪の天気でした。

東京に比べれば全体的に暖かいことは間違えないのですが、早く春になって暖かくなっていただきたいものです。

2008年2月17日日曜日

Goizuetaでの生活~其の三十四



本日もNBAの紹介を続けさせていただきます。

アメリカのプロスポーツは競技の合間のアトラクションが充実しています。

日本も以前に比べれば充実してきましたが、アメリカに比べるとまだまだかもしれません。



上の写真はハーフタイムに行われた子供の試合です。

これは以前紹介させていただいたCelticsの試合(「アメリカ文化紹介~其の八」参照)でも行われたアトラクションです。

子供たちはNBAのコートで試合を出来るということもあり、大はしゃぎです。

しかもみんなうまいです。

小学生にとってNBAのゴールはかなり高く、見上げるような高さのはずなのですが、それでも何本かシュートが入りました。

場内にはプロの実況の声が響き渡り、試合を盛り上げます。

子供に夢を与えるとはこういうことだと思いました。

シュートを決めた子供はもう夢心地で、遠目で見ても興奮しているのがわかります。



そのほかにもジャンプ台を使ったダンクコンテスト、シュートコンテスト、ダンスコンテスト、チアガールのダンス、Tシャツのプレゼントなどがありました。

またコートサイドにはAtlanta BravesのChipper Jones選手(http://atlanta.braves.mlb.com/team/player.jsp?player_id=116706参照)、昨年までAtlanta Bravesに在籍し今年からLos Angeles Dodgersに移籍したAndruw Jones(参照http://losangeles.dodgers.mlb.com/team/player.jsp?player_id=116662)が試合を見に来ていて、その紹介もありました。

二人ともAtlantaでは大スターなので、会場も大いに盛り上がりました。



スポーツ観戦には学校の友達と来ることが多く、今回は僕が幹事になって10人で来ました。

幹事といっても「バスケ見に行きませんか?」というようなメールを出すだけです。

僕は車を持っていないので、そのメールには「誰か車出してくれない?」という意味が含まれることは言うまでもありません。

バスケットボールやNBAをあまり知らない留学生も一緒だったのですが、彼らも十分に試合を楽しんでくれたようです。

アメリカのプロスポーツを見に来るといつも感じることですが、とにかくいかにして観客に楽しんでもらうかに心血を注いでいます。

NBAは一番チケットが安いMLBに比べると多少チケットの値段が高めなのですが、試合そのものも含めてそれ以上の価値はあるなあと試合後には思いました。

2008年2月16日土曜日

Goizuetaでの生活~其の三十三



本日も昨日に引き続き先日見に行ったNBAの試合の紹介をさせていただきたいと思います。

Pistonsが試合には勝ったのですが、実はPistonsにとっては大きなピンチがありました。

それはRasheed Wallace選手(http://www.nba.com/playerfile/rasheed_wallace/index.html?nav=page参照)のファウルトラブルです。

上の写真の一番手前の36番がWallace選手です。

Wallace選手はそのいかつい風貌とごつい体に似合わずアウトサイドのプレーもできる万能選手で、当然インサイドでもかなりの強さを発揮します。

リバウンドも取れるし、ディフェンスもうまく、しかもスリーポイントシュートを決められ、ドリブルも下手ではないというまさにお手本のような選手です。

一つ一つのプレーが非常にきれいで、その点では日本的な選手でもあります。(そもそも日本ではありえないスケールであることは言うまでもありません)

しかしそんな彼にも大きな欠点があります。

それは「キレやすい」ということです。

普段は非常に紳士的だそうですが、納得いかない判定には絶対に引きさがりません。

というわけで、相手チームは第四クォーター(昨日ピリオドと書きましたが、NBAの場合はクォーターですね)あたりになって勝負がかかってくると、Wallace選手に微妙なファウルを仕掛けます。

そしてそれが相手チームのファウルではなくWallace選手のファウルになったら相手チームにとってはしめたものです。

Wallace選手は頭にきてPistonsはファウルトラブルに陥るのです。

今回の試合はまさにそのパターンで、Wallace選手は微妙なファウルを取られてキレてしまい、審判に執拗に抗議してはまたファウルを取られるという繰り返しでした。

怒って損をするのがわかりきっていて、相手も怒らせようとしているのが分かっているのにそれでも怒るあたり、やっぱりアメリカという感じがします。

しかしなんとか持ちこたえ、Pistonsの勝利に貢献してくれました。



試合自体以外にもいろいろと面白いことがあったので、そのあたりをあす以降に紹介させていただきたいと思います。

2008年2月15日金曜日

Goizuetaでの生活~其の三十二



昨日また違った角度からバスケットボールを紹介させていただくと書かせていた

だきましたが、それは何とNBAのことを意味していたのです。

上の写真は一昨日見に行ったNBAの試合の様子です。

というわけで、本日はその試合の様子を紹介させていただきたいと思います。



この試合はAtlanta HawksとDetroit Pistonsの試合でした。

試合自体はDetroit Pistonsが94-90で勝ちました。

Hawksは負けてしまったのですが、僕は実は元Pistonsファンであり、また抜け切

れていないので、どちらにも勝ってほしい試合でありました。

この試合を見に行った理由もそのあたりにあります。



NBAの試合は4つのperiodに分かれており、各periodは12分です。

half timeなどを含めると試合時間は2時間から2時間半ほどになります。

今回の試合は地力に勝るPistonsが第一ピリオドでリードしたものの、Hawksもがんばって第三ピリオドで逆転し、第四ピリオドでPistonsが逆転するという展開でした。

逆転に次ぐ逆転に観客も大盛り上がりでした。

Pistonsは人気チームなので、Atlantaでの試合にもかかわらずPistonsファンも多く、熱い試合でした。

ただ、冷静にみると、多少気の抜けた試合でもありました。

というのは、Pistonsは現在のNBAでは屈指の強豪チームであり、もはや頑張って勝つ必要はないのです。

NBAは多くのチームにプレーオフ出場の機会があり、Pistonsもプレーオフ出場は確定的なので、第二、第三ピリオドは主力を温存していたのです。

怪我を避けながらうまく調整するというのが目的であるのは明らかです。

一方Hawksは若いチームでプレーオフ出場が微妙なチームであり、選手個人もハングリーなので、常に一生懸命プレーします。

そのような中で、Pistonsは第四ピリオドに「勝てるもんなら勝っとこうか」というような感じで主力を出し、キチンと逆転してしまいました。

Hawksはスタミナが切れていて、なすすべもなかったという感じです。

弱肉強食そのものであります。



明日以降NBAの紹介を続けさせていただきたいと思います。

2008年2月14日木曜日

Goizuetaでの生活~其の三十一



上の写真はバスケットボールのリーグ戦の試合のものです。

リーグ戦といってもごらんのとおりナンバリングを付けているだけです。



さて、本日もバスケットボールの話を続けさせていただきます。

先日の試合でもう一つは発見がありました。

それは、リーグ戦(とはいっても僕が突然参加して全く問題ないリーグ戦ですが)であるにもかかわらず、メンバー全員に均等に出場機会を与えるということです。

これは、事の是非は別にして、アメリカの特徴であります。

実際に僕は参加させてもらったチームで一番下手でした。(自分でこういうことを言うのは好きではないのですが、現実ですから仕方ありません。)

しかし、試合序盤のまだ点差があまり開いていなかったときですら試合に出場することができました。

上手い人も下手な人も出場時間はほぼ同じでした。



これも僕がアメリカで中学生のころ野球をしていた時と同じです。

中学生の野球とは言え、一応登録するリーグで、ユニフォームがあり、登録された審判が試合進行をし、コーチもいました。

ちなみにユニフォームといってもズボンとTシャツが支給されるだけで、それ以外の服装は自由です。

日本のようにスパイクやソックス、ストッキングの色まで合わせるなどということはありませんでした。

しかしそのようなチームでさえ、出場機会はできるだけ均等になるようにコーチが気を使っていました。

逆に、それこそがコーチの役割なのです。

僕がそこで学んだことの一つは、少年野球における日本とアメリカの考え方の違いです。

日本では、勝つこと、うまくなることを重要視し、時にはその前に人間教育が入ります。

しかし、アメリカではその優先順位が根本的に異なります。

まず大前提として、怪我をさせないことが最優先されます。

その次に、子供たちに野球を楽しんでもらい、好きになる、好きでいてもらうことです。

技術的な指導はほとんどなく、勝敗の行方は蚊帳の外です。

もちろん勝ったほうがいいですし、勝った試合の後は「よくやった」、負けた試合の後は「今度の試合は勝とう」くらいはあります。

しかし、勝つためにはどこをどうすればいいかというような指導は一切ありませんでした。(この点はレベルが高くなると違うとは思います)

人間教育などはもはや知ったことではありません。

コーチが座って、選手が直立不動などということはありえず、コーチが身振り手振りを交えて珍しく技術論を語っているときに、選手の一人がコーチのほうを全く見ずにずっとグラウンドに唾を吐いていることすらありました。

日本でそれをやったら、、、まずそのチームでの将来はないでしょう。



ある試合で僕が投手をしていたのですが、2打数2安打でファインプレーをしている選手をコーチがスパっと交代させた時は本当にびっくりしました。

しかし僕以外は驚いている人は一人もいませんでした。

その時は何が起こったのか全く理解できませんでしたが、数年たってやっと理解できました。



というわけで、バスケットボールひとつとっても日米では考え方が違うということを学びました。

明日からはまた違った角度からバスケットボールの紹介を続けさせていただきたいと思います。

2008年2月13日水曜日

Goizuetaでの生活~其の三十



上の写真は前日に続きバスケットボールをしたときのものです。

この機会があると、ボールを拾いに行かずに済み、しかもパスを出してくれます。

つまり、いくらでもシュート練習にいそしむことができるのです。

いかにもアメリカらしい合理性を追求した機械ですね。

僕も使わせてもらえるはずなので、今度使ってみたいと思います。



さてバスケットボールの続きですが、特別ルールがあります。

それは、点差が開きすぎると試合を途中で終了させる、といういわば野球のコールドゲームのようなルールです。

今回の試合は僕が参加させてもらったチームのぼろ負けで、最後のスコアは50対20くらいでした。

こちらのチームのほうが若かったのですが、相手のチームは高さがあり、リバウンドを全くとれませんでした。

相手のチームは年はとっていたもののしっかり走っていたので、結果として全く歯が立ちませんでした。

5分ほど規定の時間を残して試合が終了しました。

野球のコールドゲームの場合は試合時間や選手の体力などがその根拠かと思うのですが、バスケットボールの場合は点差と試合時間は関係ないので、日本人には理解しにくいルールです。

しかし、これはアメリカではふつうのことのようです。

誰も疑問を持っていませんでした。



僕がアメリカで中学生のころ野球をしていた時も同じようなルールがありました。

それは、一つの回に5点以上点数が入るとそこで攻撃が終了するというルールです。

最終回以外はすべての回に適用されました。

つまり、5回制の試合だと、4回まではホームランがない限り20点しかどんなに頑張っても入りません。

しかし、最終回である5回は何点でも入れることができます。

プロ野球などで一つの回に5点も入ることはまれなのですが、中学生の野球ですから一つの回に5点くらいはいることは頻繁にあります。

実際に、ある回に5点取られ、最終回に5点以上取ったことがありました。

その試合は結局負けてしまったのですが、それで勝つ可能性もあるわけです。

それでもアメリカ人としては特に問題はないということでしょう。

そのあたりはちょっと日本人の感覚と違うところかもしれません。



もう少しネタがあるので、明日以降また続けさせていただきたいと思います。

2008年2月12日火曜日

Goizuetaでの生活~其の二十九



上の写真は、先週バスケットボールをしたときの様子です。

だいたい週1回は誰かがバスケットボールを企画し、自由参加でバスケットボールをします。

僕も楽しいので、出来るだけ参加させてもらっています。

しかしバスケットボールのレベルはめちゃくちゃ高いので、かなり大変です。

同級生が10人くらい来ていたのですが、うち二人はダンクをしていました。

生まれ変わったらダンクが出来る人間になりたいものです。

そもそも僕はバスケットボールがうまいわけではありません。

ただ、好きなのです。

一つだけアメリカのバスケットボールの好都合なところは、誰も格好を気にしないところです。

ドリブル、シュートをはじめみんなフォームがばらばらです。

それでもそこそこ入ります。

そのあたりはアメリカの不思議なところであります。

僕も格好悪いフォームをしているのですが、それだけで恥ずかしい思いをすることはありません。

レベルとは別のところで困るのは、アメリカ人の体の強さです。

僕は軽いので、早くて強いアメリカ人とマッチアップしてしまうとひとたまりもありません。

あたってこちらが吹っ飛んでも、向こうは本当に痒いくらいにしか感じていないのではないかと思うことがよくあります。

そういう時は出来るだけ腰を落として何とか粘るのですが、向こうはスピードもあるので非常に苦労しました。



何はともあれ楽しくバスケットボールをしていたところ、2時間くらいがたち、そろそろ帰ろうかという感じになってきました。

とそのとき、「リーグ戦をやるからコートをあけてくれ」といわれました。

僕はもう少しやりたかったのですが、仕方がないので素直に帰るか、という気になりました。

実際に両足がつりかけていたので、ちょうどよかったわけであります。

ところが名残惜しそうな顔をちょっとしたところ、「人が足りないからお前もやるか?」といわれました。

そんなレベルではないので(と思ってしまうところが日本人なのですが)断ろうと思っていたところ、いつの間にかメンバーに加えられていました。

しかも人数が足りないのは、5人(バスケットボールは一チーム5人でやるスポーツです)いないのではなく、規定のベンチ入りの人数が足りないだけでした。

「じゃ下手なやつ入れる意味ないじゃん」と思ったのですが、せっかくなので参加させてもらいました。



また長くなったので、また明日以降続けさせていただきます。

2008年2月11日月曜日

Goizuetaでの生活~其の二十八



上の写真は、いわゆる「お姉さん」方の写真です。

このお姉さん方が何をやるのかというと、別に踊るわけではないのです。

てっきり踊るのかと思っていましたが、この服装で下働きに徹しています。

リンクの整備、ゴールの設置(これは結構力仕事なのですが)、アトラクションの補助などです。

どうせならもうちょっとスポットライトを当てたほうがビジネスとしてはいいのではないかと思うのですが、そういう考えはないようです。

あと、アリーナの中は結構寒いので、この格好をさせるのはちょっとかわいそうかなという気がしました。

試合が進行している間は仕事はないので、ずっとこの格好で待っているのです。



ほかにNHLで印象的だったのは、審判のスケーティングです。

当然のことながら、審判のスケーティング技術は素人から見るとかなり高度なものがあります。

しかし審判というのは大概普通のおじさんです。

そのおじさんたちがフィギィアスケートの選手たちと同じ(ように見える)ようなスケーティングをするのを見るのは、結構新鮮な驚きを伴うものです。

選手はぶつかり合うので、結果として一番滑らかなスケーティングをしているのは審判なのです。

しかし本当に美しいスケーティングでした。



最後に、先日も少し触れましたが、アトラクションを紹介させていただきます。

一番面白かったのは、氷上三輪車レースです。

文字通り、基本は三輪車レースです。

しかしポールの周りを回らなくてはいけなかったり、三輪車に向かってボールが投げられたりという中を競争しなくてはなりません。

このボールですが、柔らかいものの、人間がかなり思い切り投げます。

命中すると、三輪車は運転している人もろとも倒れたりします。

防具をつけているから大丈夫なのですが、いかにもアメリカンなアトラクションで、子供から大人まで楽しめます。



というわけで、そろそろNHLの紹介も一区切りとさせていただきたいと思います。

2時間強の試合でしたが、いろいろな意味で存分に楽しむことが出来ました。

2008年2月10日日曜日

Goizuetaでの生活~其の二十七



上の写真は引き続きNHLの試合のものです。

ちょっとわかりづらいかもしれませんが、乱闘の真っ最中であります。l

ほかの選手はわれ関せず状態で、ベンチの人は興味すらないといった感じです。

(ベンチの人が参加するとより重いペナルティーが化せられるというルールがあるのかもしれません)

というわけで、本日もNHLの紹介を続けさせていただきたいと思います。



NHLの面白いところは、「反省部屋」のようなところがあるところです。(正式名称は知りません)

悪質な反則や乱闘をした選手は、審判によってその部屋に送り込まれます。

そして、5分(だったはず)ほどそこでおとなしくしていなければなりません。

逆にいえば、5分たてば出てくることができるのです。

NHLでは接触プレーがかなり多いので乱闘が多くなるのは仕方がないかもしれないのですが、乱闘というのは一度起こると何度も起こりやすいということがよくわかりました。

しかも、当事者が試合に参加し続けるのですから、彼らはいつかやってやろうと虎視眈々状態なわけであります。

そのあたりに注目して試合を見ると試合の面白さが倍増するわけで、「あの人たち乱闘しそうだなあ」と思ってみていると、必ずといっていいほど必要以上に激しくぶつかります。

次にそれ以上に激しくぶつかり返します。

そうなるともう本格的な乱闘に発展することは明らかであり、試合展開とは別な展開を楽しむことが出来るのです。

野球をはじめ日本人選手の海外挑戦が話題になることが多い今日この頃ですが、NHLの乱闘とぶつかり合いを見ていると、やはり日本人選手には険しい道のりが待っているのではないだろうかと思ってしまいます。



NHLに限らずアメリカのプロスポーツ全体にいえることですが、この乱闘というものは決してマイナスイメージを持っているものではありません。

むしろ「おもしろいもの」として評価されます。

日本では試合中に乱闘があると、解説者が「ファンは乱闘を見に来ているのではない」というような発言をすることがありますが、アメリカでは逆です。

そう考えると、反省部屋システムや、当事者以外が参加しないことなどは乱闘を楽しんでもらう(ちょっと言い過ぎかもしれませんけど)ための仕組みとも考えられます。



何はともあれ、そんなこんなで試合を存分に楽しむことが出来ました。

もう少しだけNHLの紹介を続けさせていただきます。

試合そのもの以外にもいろいろな発見があったので。

2008年2月9日土曜日

Goizuetaでの生活~其の二十六



せっかくなので、昨日のNHLの話をもう少し続けさせていただきたいと思います。

昨日の試合で一番おもしろかったのは、実は試合そのものではなく乱闘です。

きちんとした殴り合いだけで4回はありました。

小競り合いを含むと10回くらいになるかもしれません。

NHLはもともと他のスポーツに比べて乱闘が多いらしいですが、ここまで多い試合は珍しいそうです。

というわけで、本日の写真はその乱闘のときのものです。



僕はアメリカでスポーツの乱闘を見るのは2回目です。

以前は野球(MLB)の試合で乱闘を見ました。

しかし、MLBの乱闘とNHLの乱闘では決定的な違いがあります。

それは、NHLの乱闘では当事者以外があまりかかわらないということです。

MLBの乱闘の場合は、その乱闘がかなりの因縁に基づいたものでその年ではかなり有名な乱闘だったこともありますが、あっという間に両軍ベンチが空になり、全選手が乱闘に参加するか止めに入るかします。

しかし、昨日の試合の場合は、ほかの選手は「我関せず」という状態だったことすらありました。

当事者同士がひたすら殴り合い、しばらくしてからほかの選手と審判がやおら止めに入るという感じでした。

ちなみに、審判は原則的に乱闘の最中は止めに入ってはいけないというのをご存知でしょうか。

乱闘を止めに入ると誰にどのようようなペナルティーを科すかが判断できないこと、そして怪我をする可能性があるからだそうです。

つまり、審判は乱闘の最中はその乱闘を眺めながら退場者を決めるのです。

たとえば、日本のプロ野球の乱闘を思い起こしてください。

審判は乱闘が始まるまでは必死に止めに入ります。

しかし、一度乱闘が始まると止めには入りません。

これは前述のような理由によるのです。

乱闘が始まると選手間でおさまりがつくまで乱闘は続きます。

ところが、NHLの場合は肝心の選手が止めに入らないので、どうにもならないのです。

それでも見ているほうにとってはこれほど面白いことはなく、乱闘が始まると観客は大盛り上がりです。



長くなりそうなので、また明日以降続くということにさせていただきたいと思います。

Goizuetaでの生活~其の二十五



上の写真は、本日見に行ったNHLの写真です。

本日のカードはAtlanta Thrashers対Vancouver Canucksでした。

試合結果は、残念ながら我らがThrashersが2対1で負けてしまいました。

第2ピリオドに先制したのですが、第3ピリオドに2点取られて逆転負けという最悪の展開でした。

ちなみに1試合に3つのピリオドがあり、それぞれ20分ずつです。

試合会場はPhilips Arenaというところなのですが、ガラガラとは行かないまでもかなり空席が目立っていました。

アトランタではアイスホッケーは人気がないのです。

それもそのはず、アトランタでは手軽にアイスホッケーをするのは気候的に無理です。

しかし、気候的にアイスホッケーに向いているカナダではかなり人気のあるスポーツです。

事実両チームともアメリカ人はほとんどいません。

大部分がカナダ人かヨーロッパ人です。

ヨーロッパ人は、ロシア人、チェコ人、スロバキア人などです。

やはり寒い地方出身の人が多いようです。



僕は個人的には野球好きなのですが、客観的に見るとアイスホッケーが見ていて一番面白いスポーツなのではないかといつも思います。

なぜなら、競技自体が非常にシンプルでわかりやすく、試合が途切れることがほかのスポーツに比べて少ないからです。

しかも展開が非常に速いので、いつ点が入るかわからないという緊張感があります。

本日は2対1というロースコアでしたが、だいたい両チームあわせて5-10点入るのが普通だそうです。

本日も点が入らなかったものの、点が入りそうな場面はいくつもありました。

そのような緊張感は、やはりスポーツには欠かせません。

ピリオドの合間のアトラクションも凝っていて、飽きることはありませんでした。

本日は試合に負けてしまったことだけが心残りですが、また機会があったら見に来て、そのときこそはThrashersに勝利して欲しいと思います。

2008年2月7日木曜日

Goizuetaでの生活~其の二十四



上の写真は食べ物です。

そう、今日は水曜日であるわけで、前述(「授業紹介~其の三十九」参照)のとおりなぜか食べ物が用意されます。

しつこいようですが、そんなことするくらいなら授業料を減らして欲しい。

しかし、今日のメニューはいつもと少し違いました。

一番手前にあるのは、クリスピークリームドーナツであります。

日本ではこのドーナツをめぐって大混雑だったとかいううわさもありますが、何はともあれ本日はこのように食べ放題です。

このドーナツはアメリカでも人気があるようですが、普通に大学内でも売っているもので特に珍しいものではありません。

僕は甘いものがあまり得意ではないのですが、せっかくなので2つほどいただきました。



さて、本日はmarketingの授業がありました。

今日は、ある商品を例にどのようにmarketingをするか、というテーマでした。

どのようにmarketをセグメントするか、marketing担当者としてCEOにどのような質問をするのか、というようなことをdiscussionしました。

最近よく聞くのが、この「どのような質問をするのか」というテーマです。

GMSC(アメリカ文化紹介~其の六参照)でも強調されました。

コンサルタントの一番大事な仕事は、クライアントにいかに適切な質問をするか、だそうです。

それによってクライアントの問題意識がはっきりしたり、プロジェクトの内容が正確に理解できたりするからです。

marketingの授業の面白いところは、身近にある実際の商品が授業中の具体例になるところです。

今日もCoke、Colgate(歯磨き粉)などが具体例として出てきました。

どのようにmarketを定義するかが一番大事なことだそうです。

たとえば、marketの大きさはどれくらいかを知るということです。

次に、競争相手も明確にすることです。

たとえば、Cokeの競争相手はPepsiではなく、ミルクや水だそうです。

競争相手をどう捕らえるかで戦略は違ってくるのです。

marketingをきちんと勉強したことは一度もないので、この授業は毎回とても勉強になります。

Goizuetaでの生活~其の二十三



本日も朝から晩まで授業とmeetingでした。

その最後を締めくくったのが、G+(「授業紹介~其の十二」参照)であります。

上の写真は、そのG+でのひとコマであります。

G+の内容は多岐に渡るのですが、ホームルームのような役割を果たしています。

同じ学年が一堂に会する唯一の授業なので、全体に伝えることはここで伝えられます。

そして写真はGoizueta's Black History Month Celebrationの推進活動の一環です。

2月はNegro History Month(ちなみにイギリスは10月)だそうで、アフリカから奴隷としてつれてこられたアフリカ系アメリカ人の歴史を記念するものだそうです。

10分ほどでしたが、キング牧師、モハメド・アリ、ジョージ・フォアマンに扮した3人がちょっとした寸劇を行いました。

キング牧師の有名な「I Have a Dream」の演説も1963年のことであり、つまり当時を知る人はまだ多くいるわけです。

そう考えると、今回のNegro History Monthも含めて、アメリカにおけるアフリカ系アメリカ人の歴史の複雑さを感じてしまいます。



学校には、どの学年にも一定程度のアフリカ系アメリカ人がいます。

彼らの特徴は、まず明るいこと、そしてその運動能力です。

もちろん個人差はあります。

アメリカ人は一般的に明るいのですが、その中でもアフリカ系アメリカ人は明るいのではないでしょうか。

そして、その運動能力は、本当にうらやましいものがあります。

高く、大きく、強く、そして早い、という感じです。

ちょっと離れてみてみると、本当にしなやかな筋肉をしています。

うらやましくてなりません。

そんな彼らも、ふざけてばかりいる普段の姿とは対照的に、授業中は非常に真面目です。

発言も積極的で、視点もしっかりしています。

以前LPO(「授業紹介~其の十」参照)で多様性をテーマにしたdiscussionを行ったときも、深い洞察力に基づいた発言をしていました。



アトランタは数日前に比べると多少暖かくなりましたが、雨が多くなりました。

毎日のように降っているのではないでしょうか。

ただ、日本のように長時間降り続くことはありません。

もともと湿度が低いので、多少雨が降ってくれるくらいがちょうどいいような気がします。

2008年2月6日水曜日

Goizuetaでの生活~其の二十二



楽しかった週末も終わり、いよいよ今学期第2週に突入してしまいました。

ちなみに上の写真は、昨日のSuper Bowlでのひとコマです。

会場の受付ですね。

受付といっても、くじ引きのくじを配っているだけで、何か登録したりお金を払ったりする必要はありません。



先週末はというと、Super Bowlもありましたが、ひたすらGMSC(アメリカ文化紹介~其の六参照)のmeetingの毎日でした。

meetingをしてはいるものの、いくら話し合っても結論に至らず、仕方ないから次の日も集まる、ということの繰り返しでした。

結局土日あわせて10時間くらいはmeetingをしていたでしょうか。

成果はというと、、、かなり微妙であります。

おかげで、楽しみにしていた日曜日のサッカーにも参加できませんでした。

踏んだりけったりであります。

本日もGMSCのmeeting、そしてそのあとGMSCの授業がありました。

授業にはゲストスピーカーが来て、組織をどのように機能させるか、という話をします。

具体的には、まさに今のようないくら集まっても結果が出ない、各メンバーの相互理解が進まない、などといった状況をいかにして解決するか、という講義をするのです。

このあたりは常に理論と実践を繰り返すビジネススクールの特徴であるといえるでしょう。

プロジェクトはこれからもっと大変になるはずなので、協力して効率を上げていきたいと思います。



本日もう一つ面白かったのは、marketingの授業です。

予想通り、75分の授業時間中45分ほどはSuper Bowlの話でした。

具体的には、Super Bowlの試合中に流れるCMの話です。

どれが印象がよかったか、あるいは悪かったか、その理由は、などのdiscussionをします。

僕はほとんど覚えていなかったのですが、Super Bowlの試合中のCMともなると、各社ともかなりの気合を入れてくるわけです。

確かに印象的なCMが多かったような気がします。



明日も朝から晩まで授業とmeetingです。

明日を乗り切れば今週は多少楽になる、はずであります。

2008年2月5日火曜日

Goizuetaでの生活~其の二十一



本日はアメリカにとって特別な日であり、もしかしたら一年で一番大事な日かもしれません。

なぜなら、Super Bowl(NFLの年間王者決定戦)があるからです。

以前も何回か紹介させていただきましたが、今アメリカのプロスポーツ界ではNFLが断然人気があるのです。

その年間王者決定戦にしてシーズン最後の試合でもあるSuper Bowlが人気がないはずがありません。

しかも、NBAやMLBと違ってその1試合で決まるので、そうなるともう全米をひっくり返しての大騒ぎになるのです。

というわけで、僕が住んでいるClairmont Campusもひっくり返っての大騒ぎです。

SAACというジムや勉強部屋などが入っている複合施設のフロアにスクリーンを何枚も入れて、みんなでSuper Bowlを楽しみます。

上の写真はその様子です。

このようなときは、当然の如く食べ物、飲み物は無料です。

とはいえ、しつこいようですが、前提として高額な授業料を支払っています。

しかも、ピザ、ホットドッグ、ポップコーン、ケーキなどなどいかにもアメリカというものばかりでした。

アルコール類がなかったのは、学部生もいるからかもしれませんね。



試合はNew York GiantsとNew England Patriotsが対戦し、見事Giantsが勝利しました。

試合中はワンプレーごとに会場中大騒ぎです。

New EnglandはBostonから近いので、New YorkとBostonというライバル関係もあって盛り上がっていたのかもしれません。

おそらく明日学校に行ってもSuper Bowlの話題一色でしょう。

このSuper Bowlが終わると、今度はNBAに注目が移ります。

4月から野球が始まりますが、コアな野球ファン以外はだれもそんなこと気にしません。



明日からはいよいよ今学期第2週が始まります。

気合いを入れてのぞみたいと思います。

2008年2月3日日曜日

Goizuetaでの生活~其の二十



上の写真は、Clairmont Campusのテニスコートです。

テニスコートは10面近くあると思います。

日本ではありません。。。

しかも夜誰もプレーしていなくても、煌々と照明が炊かれています。

少しぐらい消してもいいのに、と思ってしまいます。



さて、本日は少し趣向を変えて、rankingの話をさせていただきたいと思います。

受験生の方はご存知かもしれませんが、rankingというのは、ビジネススクールに限らず、アメリカの大学にとって命のようなものであります。

大学側にとっては、rankingがそのままその大学の価値を反映しているという認識でまず間違えないと思います。

受験生の方も受験の際には当然rankingとにらめっこされるわけで、実際僕もそうでした。

就職先も当然rankingに少なからず左右されます。

ビジネススクールでは特に大事なってくるnetworkingも、rankingがあがればあがるほど質が高くなるでしょう。

今の僕はどうかというと、入ってしまうとある意味rankingほどどうでもいいものはなく、上がっても下がっても「そういうものもあったなあ」という感じです。

ところが、大学側はそれでは困るのです。

少なからず学生側にもrankingを意識させ、自覚と責任を持った行動をとってもらわなければなりません。

就職活動、勉強、課外活動、そのほか日常の生活を含めて、大学の名前を背負っている、という認識を多少なりとも持つべきなのでしょう。

で、じゃあどうするのかというと、rankingが発表されるたびに学校側からメールが送られてきて、上がった下がったという情報が随時更新されます。

最近Financial Timesのrankingが発表されたらしく、おかげさまで全世界だと33位から26位へ、アメリカ国内だと19位から12位へ上がったそうです。

自分で言うのもなんですが、結構すごいですね。

よくがんばったなあという感じです。



授業が始まって一週間、入学以来一番忙しかったりもするのですが、ぐんと上がったrankingに負けないよう、がんばりたいと思います。

Goizuetaでの生活~其の十九



上の写真は、バンコクの国際空港のものです。

Sakeは海外でもかなり有名で、日本といえば、寿司、酒、、、といった感じです。

ちなみに日本では酒というと飲料アルコール類全体を指す場合がありますが、そのあたりSakeがどのように定義されているかわかりません。

日本酒は日本酒ですが、日本のお酒には焼酎も含まれます。

しかも昨今は焼酎ブームもあり、値段が手ごろなことも合って、焼酎を飲む機会が日本酒を飲む機会より多い方が多いと思います。

というわけで、焼酎をお土産に持っていったとき「これはSakeか?」といわれるとちょっと困ります。

何はともあれ、日本を語るときにSakeは欠かせないアイテムです。



さて本日は最初の1週間が終わったばかりということもあり、多少余裕のある一日でした。

朝は来週の提出課題とcaseの読み込みをし、それから学校に行ってGMSC(「アメリカ文化紹介~其の六」参照)のクライアントにカンファレンスコールをしました。

この設備も、学校側の担当者に事前に連絡しておけば、設置しておいてもらえます。

夕方には、バスケットボールをしました。

特にチームに入っているわけではなく、単なる遊びです。

だいたいこのような場合は、誰かがメーリングリストのようなものに「バスケットボールをやります」というようなメールを出します。

すると、それを呼んだ学生が自然発生的に集まります。

学校の体育館に行けばバスケットボールのコートは何面かあるので、場所が見つからないということはまずありません。

仮にコートがすべて埋まっていても、途中で入れてもらえます。

今日一緒にやった人たちはうまい人ばかりで、かなり大変でした。

とはいっても、アメリカ人は全体的にかなりバスケットボールがうまいので、いつもそんな感じであることは確かです。

途中で踏み切った瞬間に足がつってしまったのですが、そこでやめるとせっかく参加した意味がないので、何とかだましだまし最後までプレーしました。

やはりスポーツを、そして特に試合をやると最高の気分転換になりますし、普段あまり話したことがない友達とも仲良くなれるので、このような機会は貴重です。




2008年2月1日金曜日

授業紹介~其の四十



上の写真は普段の授業の様子を写したものです。

慣れてしまえばなんてことはないのですが、施設の充実度は僕が日本で学生をやっていたころとは比べ物になりません。

設備も整っているし、きれいです。



本日で、今学期の最初の一週間の授業が終わりました。

この調子だと先が思いやられますが、まずはホッとしました。

やはりGMSC(「アメリカ文化紹介~其の六」参照)の負担が相当大きいです。

明日も明後日もmeetingが予定されています。



今学期の授業の中で、一つさっぱりわからない授業があります。

わからないというか、今のところついていけていない授業です。

それはInformation, Technology, and Operationsという授業です。

簡単に言うと、ITをどのように活用するか、どのように組織としてITに向き合うか、というようなことをcaseをもとにdiscussionしていきます。

僕は特にITに強いわけではないので、「なるほど」と思いながらdiscussionを聞いているのですが、ほかの学生がITに非常に詳しいのでついていけていないという状況です。

しかも、ITにただ詳しいわけではなく、それをどのように活用するかというような視点をきちんと持っているので、そうなるともうついていけません。

授業中も、「こまったなあ」という感じで、とりあえずノートを取ろうか、という感じです。

CIO(Chief Information Officer)も、そういうポジションがあることくらいは知っていますが、それがどのように機能し、会社の中でどのような位置にあるのかは知らないので、非常に苦労します。

これから試験や課題があるので、何とか対処方法を考えたいと思っています。



そんなこんなで、何はともあれ授業が終わったので、週末はゆっくりしたいところですが、そうもいかない雰囲気です。

GMSCのmeetingはあるし、reading assignmentもたまっているので、それを片づけなければいけません。

脱落しないように頑張りたいと思います。