米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2014年8月23日土曜日

KEGS! (Keep Everyone at Goizueta Social)

Class of 2016 のMichiです。

今回はKEGSと言うイベントについて紹介させて頂きます。

日本の大学ではあまり考えられませんが、毎週木曜日の夕方、学校側からビールが振る舞われます。KEGSはKeep Everyone at Goizueta Social の頭文字を取って名付けた略称です。また、Keg(s)はビールの樽を意味するので、それを文字っています。





このイベントの狙いは主に以下の2つです。

① 在校生同士の交流を広げる・深める
② 1週間のハードワークへの慰労

GBSには、2年制のFull Time(FT) MBA、1年制のFT MBA、Exective MBAがあります。授業は基本的に各プログラムごとで構成されていますが、学校側がKEGSを通じて各プログラムの垣根を越え、在校生同士の交流を広げる・深める機会を提供してくれています。学校内のリソース(人的)も最大限活用し、ネットワークを広げてほしい、と言う強いメッセージが込められています。

また、もちろん1週間のハードワークへの慰労の意味もあります。本コースが始まったばかりの私にとっては、まだ個人的には正直②の趣旨で参加しています。この2週間は膨大なReadingと、毎日の宿題の締め切りに追われているので、本当に気分転換になりました。同じ境遇を味わうTeammateやClassmateとも、ビールを飲みながら、ざっくばらんに共感し、交流を深める・広げられるとてもいい機会だと実感しています。

来週からは2年生も夏休みから戻って来るので、さらに多くの参加者となると思います。どんな雰囲気になるのか、今から楽しみです。

最後に余談ですが、Keg stand なるものを紹介します。他の人に持ち上げられ、逆立ち(stand)しながら、ビールの樽(Keg)から直接 ビールを何秒飲み続けられるか試す/競うもので、パーティ(特に学部生の)ではよく見られる光景です。非常に危険で、酔いが回りそうですが、誰かが始めると、俺も私もと皆が続き、とっても盛り上がります。先日のTwin lakesでのCamp Orientationでも行われましたが、我らが日本人同級生からも勇敢な1名が参加し、15秒くらい飲み続けていました。多くの学生から、その勇気を称えられ、一躍 人気者となっていました!

話がそれてしまいましたが、GBSでは授業だけでなく、このように学生間の交流・ネットワーク構築を促す機会も提供されるので、最大限活用できるよう、頑張っていきたいです。

Michi

2014年8月18日月曜日

本コース開始!!


こんばんは。カジです。
 
先週オリエンテーションが無事に終了し、今週から本コースがスタートしましたので、少し紹介したいと思います。1年目の秋学期33ブロックに分かれていますが、本ブロック1では必修である下記5科目がそれぞれ週に90分×23コマ開講されています。

Marketing Management
Managerial Economics
Managerial Finance
Data & Decision Analytics
Management Practice

上記に加えてProfessional developmentTool kit(Excel training)、各授業のreview session (復習、質問クラス)等があり、2年間の中でも一番忙しいと言っても過言ではないようです。
またコースのバランスもよくMarketingEconomicsFinanceData & Decision AnalyticsではHard skills/セオリーをat week Marketinglalytics 中心に学びますが、Management Practice(以下MPと略)では実際のビジネスを意識した内容となっています。MPでは①効率的な意思決定方法を学ぶ、②MBAで学ぶHard skills/セオリーの実ビジネスのアクションにおける活用、③多数のチームアサインメントを通じてプロジェクト/チームマネイジメントを学ぶ、④コミュニケーション、特にプレゼン/Persuadingする能力の強化等他の授業とは異なる目標が設定されており、コース全体としてバランスよく学ぶチャンスを得ることができます。

早速MPのチームアサイメントがありましたので、そこで感じたことを少し書きたいと思います。

最初のチームアサイメントではハウスメーカーのCaseについて扱いました。詳細の内容は割愛しますが、概要としてはハウスメーカーがサプライヤーである木材メーカーを長年のパートナーからコストメリットのある大手メーカーへ切り替えるかどうか、パートナーシップ、品質・デリバリ等の信頼とコストメリットを比較した上で最適な提案を纏めるものでした。私のグループは6名で構成されており、①銀行(中国)、②銀行/Health care consultant、③南米NPO、④大手スーパーのオペレーション(Six sigma black belt)、⑤鉄道のSales & Marketing、⑥()半導体メーカー Sales & Marketingと様々なバックグラウンドのメンバーが集まっており、各々の視点から意見があり非常に新鮮!例えば銀行出身のチームメイトはやはり金(目先からの利益)NPO出身のチームメイトは長年のパートナーである小規模木材メーカーへの責任、信頼関係について言及、Six sigma beltを持つチームメイトは安定したオペレーション重視、と各業界の様々な考え方に触れるチャンスがあります。改めて自身の考え方を見つめ直し、また広げていく非常に良いチャンスになると感じています。またEmoryでは秋学期中チームメンバーが固定ですべての授業に臨むこと、大学側が意識してDiverseなチーム環境を作ろうとしていることもあり、学期通じてこういった経験をできることはひとつの魅力だと思います。

一方、1st weekは慣れない体に大量のReading、宿題と非常にしんどい1週間でした・・・とはいえさすがはアメリカ、金曜日の授業後にはWine Downという図書館の一部屋を貸し切ってワインを飲んで一週間を締めるという日本では考えられない企画にて幕を閉じました。

ちなみに金曜の夜は更なるストレス発散のためにカラオケに行ってきました!アトランタは他にも楽しいところがいっぱいですが、この話は次のチャンスで書きたいと思います!!


かじ

2014年8月11日月曜日

Two-Year MBA Orientation at Camp Twin Lakes

最年長のキングです。
前回TEが紹介したように、遂にClass of 2016に179名の生徒が集まりました。今回、Twin Laskesで行われたOff-Campusオリエンテーション/チームビルディングについてご紹介します。

火曜日、Acdemic OrientationでClass of 2016を三つのセクションに分けられ、各セクションはさらに5-6人からできているStudy Groupに分けられました。このStudy Groupとても重要で、なぜなら、これからのSemesterを通して、ずっと同じStudy Groupで勉強します。私が所属しているStudy Groupグループは日本人、中国人、パキスタン人の留学生三人とNative学生三人(内2名が女性)が構成しました。

水曜日、今回のオリエンテーションの目玉である Off-Campusチームビルディングが始まりました。恐らくClass 最年長の私はこのようなチームビルディング活動に参加するのは初めてです。興奮と不安の気持ちを感じながらキャンプ地であるTwin Laskesに出発しました。アメリカ人学生は子供のころからBoys scoutやGirls scoutでこのようなキャンプ活動に参加するのは結構慣れているようです。キャンプ地に着いて予め指定されたCabinに移動した。 Cabinというのは木製の山小屋のような感じですが、空調、バス、トイレが完備しています。写真のように各部屋は10人ほど宿泊可能です。


今回のキャンプは三つのセクションはそれぞれTeam building、 Ropes course 及び Farm activitiesに参加します。私が所属したセクションCは一番ChallengingなRopes course からスタートしました。Ropes course はRock climing、 Pole climing及びRope swing三つの項目から構成され、チームメンバー同士の信頼関係、個人のCourage精神が試されます。私はそもそも高所恐怖所がありますので、自分の番を待つまでにとても緊張し、自分は本当にこのタスクをクリアできるか全く自信がなくなりました。チームの中で一番若い女の子二人が先に登場し無難にクリアできました。そして私の番となり、いざ登り始まると、登ることに集中し、意外とスムーズに10メートルの柱に登りました。最後は柱のトップに立ってジャンプし、1メートル先のバーを掴まないといけないです。登る前に「Team C24最高やI love you guys, Team C24」などの言葉をキャンプ前に言うつもりでしたが、緊張のあまり、何も言えませんでした。耳に残ったのはチームメートの励ましいの言葉「One more step! You can do it! 」のみでした。高空から降ろされてからやっと自分が成功したこと実感した。このように高所恐怖症を克服したのは初めてです。よく考えたら、チームメートの励ましいの言葉とチームのために闘う姿勢は成功の原因だと思います。このPole climingが終わった時点で初めて、自分がチームの一員であり、チームが自分を支えている感じがします。



水曜日夜、Cultural Highlightというイベントがありました。各国の学生は自分の国のCultureを紹介するというものです。韓国人学生は太鼓、中国人学生は太極拳でした。日本人学生は「侍とオタク」というテーマでもっとも欧米で注目された歴史と現代のCultureを見事に融合し、世界各国の学生さんの前に披露しました。大成功でした。


木曜日と金曜日午前中にTeam building、 Farm activitiesなどの活動を経って、無事三日間のOff-campusオリエンテーションを終えました。この三日間を振り返ってみると、正直最初に「こんな子供のやることをに大切な時間を使うのは本当に意味あるのかな」と考える人が結構多かったです。しかし、三日のキャンプ活動を通じて、チームメート同士、クラスメート同士、学生とFacultyメンバーの間に強い絆が生まれただけではなく、学生はお互いの文化、クラスの多様性、お互いの強み及び弱みをある程度理解でき、これからのチームワークなどに大いにプラスの影響を与えると思います。

最後はセクションCの全員のRopes course 終了後の集合写真です。Team C24最高!SectionC最高!Goizueta最高!!日本人コミニテイ最高!!

2014年8月5日火曜日

ダイバーシティと新しいリーダー


TEです。
本日遂に179名の生徒が集合し、class of 2016プログラムがスタートしました。

 
最初の授業はダイバーシティに関わる様々なスキットを見ながら全生徒で議論をする刺激的な体験でした。それもそのはず、今年のinternational割合はなんと43%となり、日本を含む東アジア、インド、南米、ヨーロッパ等から様々なメンバーが集まっています。また南部の学校らしい黒人の生徒も目立ちます。LGBTの生徒たちも皆の前で公表していました。

 
このような多様性豊な環境でどのような経験ができるかとても楽しみではありますが、その話は今後のメンバーに預けるとして、今回は7月にGoizueta Business SchoolのDean(学部長)に就任したDr. Erika Jamesについて紹介したいと思います。 

 
Erikaは全米トップMBAスクールの中で初の黒人女性Deanであり、MBA界の新星と呼ばれています。

 

 

 
彼女はGoizuetaが持つダイバーシティの象徴であり、近年の成長に更なる弾みをつけるため、大学スタッフおよび我々学生も、彼女のリーダーシップに大きな期待を寄せています。

 
バージニア大学で長く教鞭をとっていた経歴からとてつもなく怖い女性をイメージしましたが、若々しく、声のトーンが優しいとてもチャーミングな女性でした。彼女は講義の中で、「トップMBAスクールの中で知名度が低い」ことを認識し、ブランディングに注力したいと語っていました。

 
Erikaのような若く実績のある黒人女性を招聘したことには、以下の狙いがあると思います。

 
1)認知度の向上
前述の通り、「トップスクール初の黒人女性Dean」であることから、この数日間もnewsweekなど様々なメディア対応に追われています。また、ビジネススクールがマイノリティや女性にとっての選択肢になるようどう変化を生み出せるか、MBA界が注目をしています。彼女の露出が増えることで、大学としても自身の良質なプログラムをアピールする機会を増やすことができます。

 
2)財政基盤の強化
金融危機以降、多くの大学の財政基盤は依然として厳しい状況であり、企業等からの資金調達はDeanの最も重要な任務の1つとなります。そのため、学校はMBAプログラムをより充実化し、地元企業との結びつきをより強めたいと考えています。Erikaは前職のバージニア大学MBAのエグゼクティブプログラムを全米ナンバーワンに導いた実績があり、アトランタにある全米有数の企業(コカ・コーラ、デルタ航空など)を積極的に訪問し、プログラムへの参加や資金援助を呼びかけています。これらの企業とは既にhands on系プログラムでの交流はありますが、更なる人材交流が進めば学生の我々にとっても大きなメリットとなります。

 
Erikaは最後に、「まずは一人一人がGoizuetaでの経験を外の人達に共有してほしい」と語りました。まさにこのブログもその目的を遂行するためのツールであり、期待を大きく上回るエモリー大学/アトランタの環境について情報発信できることを嬉しく思います。

 

P.S. ちなみに、皆さんが学校紹介映像等で見る黒人DeanのBrian Mitchellは2-yearプログラムのAssociate Deanです。ちなみに映像の彼は少し怖いイメージですが、”Hey, Takashi! ”と肩を組んで挨拶をしてくれるとてもフレンドリーかつ包容力のある人物です。面接やイベント等で会う機会があればぜひ話をしてみて下さい。