米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2014年9月29日月曜日

あるMBA1年生の休日



ブログをご覧の皆様、今日は。Class of 2016のHazyです。


Block2開始当初の静けさはどこへやら、気が付けばあっという間にスタディチームへのアサイメントが複数課せられ、各学生はBlock1終了後の解放感から少しずつハードワークモードに回帰している今日この頃です。

とは言え日々の猛勉強の合間にある休日は大切なリフレッシュタイム。今回は普段ゴイズエタビジネススクールの学生がどのような休日を過ごしているか、某GBS1年生の1日を参考にご紹介させて頂きたいと思います。

①起床 のち ランニング
 月曜日~金曜日までの授業を終えると、やはり緊張感から解放されるのか、土曜日はついつい普段よりも深めの睡眠となるようです。とはいえ日本の会社員時代と比べれば、昼過ぎまで寝てしまうといったような事はなく、この時期のアトランタの気候も手伝って自然と朝8時台に目が覚めます。本日は事前登録していたエモリー大学のチャリティマラソン(5km)に同期と参加してきました。




アトランタは大都市でありながら自然が豊かなのも魅力の一つです。これから冬にかけて幾つものランニングイベントが自然公園等で催されますので、運動好きな方々には是非アトランタの自然をご堪能頂きたいです。


②マラソン のち アジアンスーパーで買い出し

 マラソンで気持ちの良い汗を流した後は、Hマートという韓国系のアジアンスーパーマーケットへ買い出しに行って来ました。








過去のブログでも幾つかご紹介がありましたが、アトランタは日本食レストラン或いは日本食を扱っているスーパーマーケットの数が大変豊富であり、大学から車で2030分程度の所に今回のHマートもありますのでとても便利です。私は高校時代にボストン近郊に住んでいたのですが、お店の規模や品揃え等、私の知る限り米国東部でNYCを除けばアトランタは群を抜いて充実していると思います。ですので、独身の私でも食生活で不便を感じたことはなく、むしろ日本にいる時よりも自炊が増えた為健康的になった気がします。



③買い出し のち 12年生合同パーティ

買い出しを終えた後、本日は12年生合同のパーティに参加です。毎週土日は懇親の為の集まりがどこかしらで催されているのですが、本日は両学年合同という事もあり、かなり大きな集まりの様です。また、各会にはテーマがあり、今回は“90’s”つまり90年代のファッションで集合、という企画でした。以下幾つかサンプル画像にてご報告させて頂きたいと思います。








いかがでしょうか?多少は90’sの雰囲気を醸し出せているような、いないような、、、、ともあれ普段中々交流できない2年生とも沢山話すことが出来、大変有意義な集いでした。



以上、某1年生の日常的な休日の一幕をご紹介させて頂きました。平日は日々英語に悪戦苦闘しながら勉強に励みつつ、休日はしっかり休みオンとオフのバランスに気を付けています。ワークハード・プレイハードをMottoとされている方にはゴイズエタは最高の環境であると自信をもってお薦め致します。


受験生の皆様はいよいよ出願が本格化してくる時期かと思いますが、勉強のこと、アトランタでの生活の事、是非これは聞きたい!というようなご質問等ございましたらお気軽に goizueta_japan2015@googlegroups.comまでご連絡ください

2014年9月22日月曜日

Team WorkとManagement Practice

Class of 2016のSamと申します。

コアカリキュラムの中でも最も忙しいといわれるBlock2が始まり1週間が経ちました。Block2は履修科目が最も多いことに加え、来夏のインターンシップに向けた就職活動も本格化することから、多くの学生にとってタフな日々が続きます。(Block1-3の履修科目については昨年のこちらの記事をご覧ください)

そんな中でも各コア科目では多くのチーム課題が課されます。私のチームは全6人で、a.アメリカ人(数学教師でlaw schoolとのダブルメジャー・男性)、b.インド人(経済アナリスト・男性)、c.アメリカ人(金融・女性)、d.台湾人(監査法人・男性)、e.アメリカ人(NPO・女性)、f.日本人(事業会社・男性)という多様な組み合わせになっており、大学側もダイバーシティーやチームワークの重要性を意識していることを日々感じます。彼らとはコアカリキュラム中、全ての科目のチーム課題に同じチームで取り組みます。

多様なバックグラウンドを持つ彼らとのチームワークには各科目で学ぶ内容と同等かそれ以上の学びがあります。それまでの職務経験に起因する課題へのアプローチの違いは勿論のこと、文化的な背景から来る(?)チームワークへの取り組み方の違いに驚きと発見の毎日です。
例えば、ミーティング前に各自で結論を用意するのではなくミーティング中の議論を通じて結論を導くことを好んだり、個人のタスクが完了するとチームとして成果物ができていなくても他のことを始めたり、等々ありますが、それらの違いを受け止め、上手く乗り越えることが海外のMBAで学ぶ意義の一つなのだと個人的には感じています。

そしてこのチームワークへの取り組みをより効果的にする(とこれも私が勝手に思っている)のがManagement Practice(MP)です。先日のカジやぐっさんの記事(こちらこちら)でもこの科目について触れられていますが、特長はチームワークや問題解決といったソフトスキルに焦点を当てたクラスでありながら、理論に留まらずインターンシップまた卒業後の仕事での"Day1"から結果を残すことを見据えた実践的な内容になっている、ということにあります。Block1では、実際にプロジェクトを進めるにあたって、問題を定義し、効果的にチームワークを行いながら、提案を作る流れを体系的に学び、最終的にはBlock1開始の課題として作成した提案を再度纏めなおすということを以ってBlock1を締めくくりました。
この科目で学んだ問題解決・チームワークの手法は他の科目のチームワークでもそのまま活用できる内容であると個人的には感じており(問題で要求されていることの共通理解・チームでの役割分担)、その意味で実践の機会は豊富にあります。MPはBlock2-3も継続する科目ですので今後の展開が楽しみです。

また、秋学期のMP(必修)の後にはMP Electiveが春学期に開講され、マーケティング、ファイナンス、オペレーション等、各自の専門性に合わせた形で問題解決・チームワークについて掘り下げて学ぶことができます(所謂Hands-on型Projectのような形です)
(選択できる科目についてはゴイズエタのウェブサイトを、また昨年の事例についてはそれぞれこちらこちらの記事をご覧ください)


受験生の皆様は試験対策・レジュメ/エッセイの作成等多忙な日々を過ごされていることと思いますが、くれぐれもご自愛ください。また、どんな些細なことでも構いませんので質問等がございましたらお気軽に goizueta_japan2015@googlegroups.comまでご連絡ください。

とある朝のキャンパス

2014年9月13日土曜日

Emory日本人コミュニティ

Class of 2016のChuです。
初めての試験ラッシュが終わり若干リラックスモードです。

さて、9月も中旬に差し掛かり、受験生の皆様は、GMAT受験と平行して受験校の絞り込みをスタートされる頃ではないでしょうか。受験校選定にあたっては、ランキングや授業内容はもちろん重要ですが、生活環境も大学選びの重要なポイントとなると思います。

かくいう私も、妻と4才の息子を連れての留学でしたので、生活環境は非常に気になりました。そこで、今回はEmoryのアピールポイントの一つとして魅力的なEmory日本人コミュニティをご紹介させていただきます。

先日、Emoryで日本語を教えていらっしゃる先生のお声がけでEmory日本人会が開催されました。私もこちらに来るまで知らなかったのですが、Emory大学では、ビジネススクールだけでなく、メディカルスクールや公衆衛生大学院等にたくさんの日本人が学生や研究者として在籍しています。そんな日本人が一同に介した今回の日本人会は、同伴の家族も含めて50名を超える盛況ぶりでした。

今回の会合では、脳外科医、心臓外科医、医学の基礎研究者、CDC(米国疾病予防管理センター)の研究員等、普通に生活していては中々出会うことのできない方々とお話ができて大変有意義な時間となりました。

ビジネススクールでは、授業からの学びもありますが、異なるバックグラウンドを持つ同級生からの学びが非常に大きいと感じています。ここEmoryは、上記のとおり、ビジネススクールの枠を超えて、非常にダイバーシティあふれる優秀な方々と接することができる魅力的な環境となっております。

また、多くの日本人が大学の近隣に住んでいることから、このコミュニティは奥さんやお子さんにとっても、大変心強いものとなっています。ご自身が大学での勉強に集中するためにも、ご家族が安心して過ごせる環境は重要です。その面でもEmoryは自信を持って皆様にお勧めすることができる環境を有しています。

最後になりましたが、キャンパスビジットをご検討されている方は、ぜひお気軽にgoizueta_japan2015@googlegroups.comまでご連絡ください。在校生一同、皆様のご来校を心よりお待ちしています。

会場のCanon Chapel at Emory

Chu

2014年9月7日日曜日

コアプログラム1か月経過

Class of 2016のぐっさんです。

今回は、MBAコアプラグラム1ヶ月の振り返りです。(今週は試験ラッシュです・・・)

コアプログラムの内容は8月にカジが紹介してくれた様に下記の5科目が中心となっておりますまだ、コアプログラム開始して間もないですが、いくつか感じたことをご紹介させて頂きます。

1.      Marketing Management
Ø  4P5Cといった基本的なフレームワークから始まり、Customer Life Valueの概念や計算方法などを学びました。扱ったケースの中には、日本のバッティングセンターに関わるものなどもあり、企業の規模に問わず授業で扱った内容というのは様々な企業の経営に生かせると実感できました。教授の授業の進め方もコールドコールというよりは、学生からの自発的な意見を尊重するタイプであり、のびのびとした雰囲気の中で皆が非常にアクティブに授業に参加しております。
2.      Managerial Economics 
Ø  消費者理論や生産者理論を中心に扱うミクロ経済学の授業になります。理論だけではなく、実際の企業の活動にどのように理論が応用されているのかというのを毎回の授業で紹介してくれます。個人課題とチーム課題が毎回の様に出されるので、なかなかハードな授業なのですが、ある程度Demandingな環境に身を置かされるのでその分実りも多くなっております。
3.      Managerial Finance
Ø  Present ValueNPVといったファイナンスの基本的な理論からスタートして、現在は債券や株価の算出方法を学んでおります。毎回の授業はその日のWall Street Journalの内容を学生に尋ねながら、それまで学んだファイナンスの内容とどう絡んでいるのかというところからスタートして、その日のトピックに移っていきます。実際に手を動かして計算するということに非常に重きが置かれている授業であり、宿題も手書きのものが尊重されるという状況です。宿題の中身も実生活に基づいたNPVの算出であったり、ユニークかつユーモアに富んだ科目になっております。
4.      Data & Decision Analytics
Ø  簡単に言ってしまえば統計学の授業なのですが、単に統計数値を出すだけでなくそれをどう解釈していくのかというところに重点を置いております。データ分析の重要性というのは仕事上も痛感しておりましたが、この1ヶ月だけでも大分苦手意識がなくなったのは、Goizuetaでの大きな財産です。この授業のみならず、Marketing ManagementManagement Practiceといった授業でもデータ分析の重要性が謳われており、否応なしにも分析能力を高められるプログラム構成になっていると思います。
5.      Management Practice
Ø  序盤はケースを与えられて解決策をチームで導き出すというところから始まりましたが、その後はどうすれば問題解決能力・提案力を更に高められるかということをHarvard Business Reviewなどの記事を参照しながら肉付けして行く形になっております。MBAプログラムを通じてManagementに関わるスキルがどれだけ向上出来るかというのはこのブログを読まれている方々も気にするところかと思いますが、僅か1ヶ月の私の経験からだけでも、十分期待出来る内容とお奨め出来ます。私自身もMBAに来る前には、どれだけケースを扱っても理論と実務は違うとか、文化的背景が異なるといったことから、MBAで得られるノウハウに多少なりとも懐疑的な部分はあったのですが、全くの杞憂でした。Management上起こりうる事象に対して、一つ一つ何が問題を引き起こしておりどうすれば解決し得るのかということをクラスでのディスカッションやマッキンゼーでの実務経験がある教授ならではの視点で紐解いてくれます。とは言うものの、時々は授業中だけでは疑問が解消されないこともあるのですが、その際には授業後に教授の所に行くと懇切丁寧になアドバイスをしてくれます。まだプログラムが開始して間もないのに私の名前を憶えて頂けており、こういう所もスモールスクールであるGoizuetaの良いところなのではないでしょうか。

まだコア科目が開始してから1ヶ月ではありますが、Goizuetaを進学先として選んで間違いはなかったと日々実感しております。今週は各科目の試験が控えており、少々気が重いですが、それが終わればまた新たな科目も始まり、一層レベルアップできる機会があるかと思うと非常に楽しみです。




ぐっさん

2014年9月1日月曜日

書を捨てよ町へ出よう~アトランタの休日(独身編)


 こんにちはClass of 2016のTedです。
 Block1も終盤に差し掛かり、9月第2週には最初の試験が迫ってきています。

 クラスがどんなものかは先々週にかじーが投稿した通りですが、試験が迫るとストレス度は増してきます。そんなときに大切なのがストレスコントロール、大げさに言えばセルフマネジメントです。
 勉強を充実させるためにも、時折「書を捨てよ町へ出よう」と寺山修二を免罪符に思い切り遊ぶことが大切です。

 そこで、今回は遠出をしない休日ないし余暇にどんな場所に行っているのか、ということをできるだけ手触り感を持ってお届けしたいと思います。

 アプリカントの方の多くは「アトランタって危険そう」とか「何もなさそう」というイメージをお持ちかもしれません(筆者もそうでした)。
 この記事がそうしたイメージを少しでも払拭し、むしろ「アトランタ、結構楽しそう」というイメージに多少なりともつながれば幸いです。


(典型的な土曜日の流れ)
①おいしいエッグベネディクトを求めて
 金曜日までのハードワークで土曜日に目が覚めるのはだいたいお昼近い時間です。
 せっかくゆっくりした朝なのだからおいしいブランチで洒落込もうと思ったら、Sun in my Bellyがおすすめ。BLTもなかなか美味しいですが、少し前に日本で大流行したエッグベネディクトも美味。

おしゃれ感満載の店内

おすすめのエッグベネディクト
 
②日本食が恋しくなったら
 日本が誇るべき食文化の一つは何といっても大阪に代表されるダシ文化でしょう。アメリカ食もハンバーガーなどは流石にレベルが高いものが味わえますが、時折日本食が恋しくなる瞬間が日本人なら絶対来ます。
 アトランタの素晴らしいところは、日本食にも不自由しない(かつ割とリーズナブル)というところです。王道のお寿司屋さんも多く存在しますが、今回は居酒屋「庄や」に向かいます。
 この「庄や」、串焼きやラーメンに始まり、たこわさ、アン肝、ウナギのかば焼き、などホームシックを助長するような充実したメニューを誇ります。


日本の庄やと関係があるのかは不明


日本食は一通りそろっています

③ついでにカラオケも
 実は「庄や」の傍にはカラオケ店も複数存在します。せっかくこの辺りまで来たのだから、と妙に日本文化に詳しいアメリカ人とそのままの足でカラオケ「Karaoke Melody II」に向かいます。 

昭和の名曲までカバー

④締めはアメリカンに
 疲れ切った心と体が日本食とカラオケで癒されたら、やはりアメリカ在住の身、締めはアメリカンな感じでいきます。
 ここ数か月幾度となく記憶を飛ばした筆者が自信をもって言えるのは「アトランタ結構安全」につきます。新宿歌舞伎町で記憶を飛ばした方がよほど恐ろしい目に遭います。

よくあるクラブのカウンター。暗くとも治安は良い。
 最後に少し変わり種としてBurkhart's Pubをご紹介しましょう。ミッドタウンに位置するクラブなのですが、毎週土曜日にDrag Showをやっており、筆者が所属するアトランタの社会人バレーサークルの人々が「一度は見ておけ」と太鼓判を押すものです(ちなみに入場料はタダ)。

漂うラスボス感
 かわるがわる現れるDrag達の強烈さに最初面食らうのは確実ですが、相当に仕上げられているパフォーマンスの数々に場内は相当の盛り上がりをみせます。
 筆者も友人と相当飲んだくれてはしゃいでいたのですが、パフォーマーからまさかのコールドコールを受け英語でいじり倒されるという事態が発生し、授業中のコールドコールの比ではない緊張感の中、「そうだ明日はちゃんと勉強しなきゃ…」と初心に帰るのでした。
 
筆者をコールドコールする姿



 さて、以上が筆者の典型的な週末です。独身のためこれが平均的アトランタの休日だとまでは言えませんが、この記事の趣旨である「アトランタって結構楽しいよ」ということが多少なりとも伝われば長々と記事をしたためた甲斐があります。

 2年間という短くはない期間を過ごす以上、志望校選びはカリキュラムもさることながら立地も大事です。その点、アトランタは在校生一同自信をもっておすすめできる町なので、ぜひみなさんの志望校選びの際にもご検討いただければ幸いです。


Ted