米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2017年11月7日火曜日

短期交換留学について(ウィーン編)

こんにちは、Class of 2018CYです。

今回はShort exchange  programについてご紹介します。
これは夏休みや冬休みといった長期休暇中にGBSの提携校が提供している短期留学プログラムのことで、
プログラムの種類は時期・行き先・期間とも多様に揃っています。
もっと時間をかけて他校で学びたいという場合は、Semester exchangeというオプションもあります。

私は今年の夏にオーストリアにあるウィーン経済大学(WU)にて、
International Summer University(ISU)というサマープログラムを受講しました。

ISU3週間のプログラムで、6つの選択科目から3つを選び、1週間で1科目ずつ受講します。
5日間で講義・課題・プレゼン(もしくはテスト)をこなすので、一つ一つを深く学ぶというわけではありませんが、
各科目とも要点を押さえて学ぶことができ、充実した内容となっています。

ISUに参加して一番良かったことは、より多様性に富んだ環境に身を置くことができたことだと思います。
クラスメイトの国籍や学校はアジア・欧州・南米・北米・アフリカと全地域にまたがり、特定のマジョリティがいない環境でした。国籍以外にも、MBA以外のGraduate Programから来ている人もいますし、年齢層も学部を卒業したばかりでこれから院に行くという人から、職歴も長くパートタイムで学位を取得中という人まで様々なバックグラウンドを持つクラスメイトと3週間を過ごしました。各々が紹介する自国の文化・国民性・商習慣はどれも興味深く、クラスディスカッションでは予想外の方向からの意見が出て来たりと、多様性あふれる環境ならではの良い経験となりました。

学習面での収穫は、アメリカ以外のマーケットに関するトピックスやビジネスについての知見を多く得られたことです。
HKUST MBAの教授によるGlobal Marketingというクラスでは中国を中心とした最新のアジアビジネスが紹介され、ブラジルやメキシコなどのEmerging Marketsでのビジネス立ち上げのポイントなどを学びました。
また、Global Strategyではウィーンの定番お菓子ブランドを持つJoseph Manner社を訪問し今後の事業戦略について提案する、という課題が出されたのですが、国や文化の影響の大きいお菓子業界について学びながら、GBSで学んだフレームワークを使って課題に取り組むという良い機会になりました。

最後に、WUのあるウィーンの街そのものもISUの魅力のひとつだと思います。
美術館・博物館・宮殿・オペラ座と見所がいくつもあるうえ、観光シーズンの7-8月はフィルムフェスティバルなどの期間限定イベントも開催されており、とにかく飽きることがありません。
平日は講義の他に課題やゲストスピーカー聴講などもあるので自由時間がたっぷりあるというわけではないのですが、
ウィーンは比較的小さな町ですし公共交通機関も発達していてどこでもすぐ行けますので、空き時間を見つけては様々な名所に通いました。
週末を利用して近隣都市に行くこともでき、ブダペスト、プラハ、ブラチスラヴァ、ザルツブルグあたりに行った人が多いようでした。

GBSでは他にも多くのExchange programを提供しています。
もっと詳しく聞いてみたいという方は、goizueta_jp_studentgooglegroups.comまでお問い合わせいただくか、

今週末11/11()に開催予定の日本人在校生によるWebinarにぜひご参加ください!